子どもの歯の場合、骨の成長、歯の生え変わる時期を考慮して、第一期（２〜３年）と第二期（２年程度）の二段階に分けて矯正を行う場合があるため、途中の観察期間も含めると５年以上も歯列矯正治療に関わることも珍しくありません。
しかし、大人の歯の場合は、段階を分けることなく治療を行っていきますので、もっと少ない時間で治療が終了します。その期間は、平均して二年半くらい。早い人でも二年半かかる場合があります。ところが、現実には大人の矯正でも５年７年と続けている人もいます。これは治療方針が明確でなかったり、矯正技術が未熟で公立用句治療が行われずに、機関が長くなったためとも思われます。ここで問題になるのは、治療を始める前の予測期間とはじめてからの実際にかかる期間にどのくらい違いが出るかです、２年半といわれ、７年もかかるようでは問題です。
２年を長いと感じる人もいるかと思いますが、元々しっかりした自分の歯を正しい位置に移動させるのだから、入れ歯のように、すぐ抜いて、はめて、というわけには行きません。人工的なものを入れるのではなく、体になるべく負担をかけずに自分の歯でかみ合わせを変えるためには、それなりの時間が必要です。
年齢や基礎代謝量の違いによって、歯が動きやすい人と動きにくい人の個人差もあります。また、歯槽膿漏やアゴの間接の調子の悪い人は、治療によって悪化しないようにするため少し期間がプラスされます。